最新鋭のロッドテクノロジーで軽量かつ圧倒的な感度でアングラーに感動をもたらすSHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96(シマノ エクスセンス ジェノス S96M/R グランドスティンガー 96)
- 最終更新日
- 2019年02月15日 00:21:12
- 公開日
- 2019年02月13日 19:16:25
- カテゴリー
- タックルインプレッション
シマノシーバス最高峰の“EXSENCE”に第三世代となる新たなシリーズとして“EXSENCE GENOS”が2018年に発売されました!
EXSENCE∞で培った技術を惜しげもなく投入し、さらにXガイドエアロチタンをすべてのモデルに搭載。
技術とコストにおいてEXSENCE∞を凌駕するEXSENCE GENOSを購入したので実際に釣行してみました!
リールを付けてポイントに降り立った瞬間から驚きと感動が止まらないEXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96のインプレッションをお届けします!
- はじめにEXSENCE GENOS S96M/R購入経緯と購入ポイント
- EXSENCE GENOS S96M/RとDIALUNA XR S906Mの基本スペック
- EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96の釣行インプレッション
- SHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96
- まとめ
はじめにEXSENCE GENOS S96M/R購入経緯と購入ポイント
まずはじめにSHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96をなぜ購入したか簡単に経緯を説明します。
約3年間シーバスやショアジギングの時などに使っていたロッド“DIALUNA XR S906M”が酷使によってついにステンレスガイドのサビによってスレッドにヒビ割れ…
さらに2018年12月の木更津沖堤防釣行の時にバッドガイドをブツけてしまいガイドが少し曲がり、新しいロッドの購入を決断しました!
そこで下記の購入ポイント満たすロッドを探してみました!
購入ポイント1 どんな過酷な環境下でも錆びないチタンガイド
淡水域である河川のみならず涸沼の様な汽水域、そして港湾やサーフなどでの海水域での釣行…
当然、釣行後に水洗いなどを行っていますが錆びにくいとされるステンレスでも錆びる時は錆びるのです!
ステンレスが錆びてしまうのであれば値段は少し高くなっても軽くて錆びずに長く使えるチタンガイドを使ったロッド選びたいのです!
チタンは酸素との結合力が強く、瞬時に不動態の酸化皮膜を作って内部に酸素を通さないので錆びないみたいですね!
話が難しいでしがチタンは錆びないって事でしな!
購入ポイント2 長時間でも疲れない軽さとキャスト性能
ここ一年、歳のせいか長時間キャストを続けていると肩に激痛が走り腕が上がらなくなります…
回遊待ちをすることも多いシーバスフィッシングにおいて、体に負担が少なく長時間キャスト出来る軽さと少ない力でもルアーを飛ばしてくれるロッドを選びたいのです!
四十肩でしね!
とりあえず医者に診てもらったほうがいいでしね…
購入ポイント3 水の中の状況を把握できる感度の良さ
魚のバイト時の感度はもちろん、リーリング時の情報がロッドに伝われば暗いナイトゲームや水の中の状況をより多く把握でき、戦略を立てやすく釣果にも繋がるのでロッドの感度は重要です!
感度=硬いロッドと思いがちですが魚のバイトを弾かない適度な柔らかさと90クラスのモンスターシーバスとも戦えるそんなMクラスのロッドがいいですね!
だいぶ贅沢な要求でしな…
購入ポイント4 買ってから後悔しない出たばかりの製品
釣具に限らず折角あれこれ悩んだ末に買った製品が半年足らずでリニューアル、別の高機能製品の登場などで後悔したくないので発売されて間もない製品を購入したい!
これは先日行われた横浜フィッシングショーで確認済みなので大丈夫そうです!
だからこの時期に高いお買い物するでしな!
そして見つけたのが…
SHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96
いろいろと購入ポイントを書きましたが…
釣具屋さんで手に取った時の軽さとカッコよさに一目惚れしてしまいました!
それはまるで幼かった頃に初めて恋をした時のような感覚…
なんか気持ち悪いこと言ってる気がするでしが…
同じシマノさんならEXSENCE∞の方がお高くて良さそうでしが…
76,000円は予算的に…
EXSENCE GENOSはEXSENCE∞と同じテクノロジーで作られたロッドでしかもEXSENCE∞のS96M/RにはなんとXガイドエアロチタンが付かないのです!
まぁ細かい事は後にして、まずはEXSENCE GENOS S96M/Rの基本スペックを見ていきましょう!
EXSENCE GENOS S96M/RとDIALUNA XR S906Mの基本スペック
GENOSの技術や進化が分かりやすいようにDIALUNA XR S906Mと比較しながら紹介します。
まずは基本スペックを見ていきます!
ちなみにDIALUNA XR S906Mも素晴らしいロッドでした!
3年間たくさんの魚達を連れて来てくれた思い出がたくさん詰まったロッドです!
EXSENCE GENOS S96M/R |
DIALUNA XR S906M |
|
全長 | 2.90m | 2.90m |
継数 | 2本 | 2本 |
仕舞寸法 | 149.2cm | 148.5cm |
自重 | 135g | 162g |
適合 ルアーウェイト |
6〜40g | 8〜42g |
適合 ライン(PE) |
0.6〜1.5号 | 0.8〜3号 |
本体価格 | 62,000円 | 28,800円 |
自重と本体価格のところが際立ってるでしな!
まぁDIALUNA XRは一つ前の世代ですからね…
ちなみに現行のDIALUNA S96Mの自重が141g
EXSENCE∞ S906M/RFが132gですね!
最近のロッドはスマホより軽いんでしな!
EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96の釣行インプレッション
EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96が家に届いたその日に興奮しながら利根川で釣行しました!
その後、数回釣行するもシーバスは時期的に簡単には釣れず…
まだシーバスとのファイトはありませんがEXSENCE GENOS S96M/Rのインプレッションを紹介してきます!
シーバスが釣れたら追記したいと思います。
見ているだけでも満足しちゃいそうな高級感!
シマノのフラッグシップモデルに相応しくロッド全体がシックなブラックでまとめられています!
ロッドパーツ1つ1つが手が込んでいて機能面だけでなく見た目にもアングラーを満足させるロッドに仕上がっています!
軽さとバランスの良さで操作性向上と負担軽減!
EXSENCE GENOS S96M/Rを持ってみて一番始めに思ったのは軽さ!
DIALUNA XR S906Mに比べて27gも軽量化されているので違いが体感できます。
ロッド全体の約17%も軽くなっているのでこの差は大きいですね!
27gだと重ための鉄板バイブ1つ分くらいの重さでしな!
さらに単なる軽量化に留まらず、リールを付けた時のロッドの重心がカーボンモノコックの軽さのお陰でDIALUNA XR S906Mに比べて約7cm(TWIN POWER C3000HGの場合)ほどリールシート側に寄ったのでより軽い力でロッドを操作でき、長時間釣行しても疲れにくくなっています!
重心の位置が変わるだけでそんなに違うんでしな…
ロッド全体の約17%も軽くなっているのでこの差は大きいですね!
握った時の手の形状を考慮、段差をなくしたリールシート!
リールシートを握った時に感じたのは何も違和感なくしっかりと手でホールド出来たこと。
EXSENCE GENOSのリールシートは握った時の手の形状を考慮したフォルム、極力段差を無くしたスクリューのおかげでよく手に馴染み違和感が全くありません。
また、上部から見た時にEVA部分の左右が一部、平になっているのでロッドを横向きにファイトした時でも握った手に安定感が生まれます!
握った時の手の形状を考慮したフォルムのおかげで意識しなくても正しくロッドを握れます!
長時間握っていても手が痛くならないですね!
ネジレとヨレ軽減、ティップのプッシュ力でキャスト時にルアーが素直に遠くに飛んでいく!
EXSENCE GENOS S96M/Rでファーストキャストをした時にDIALUNA XR S906Mに比べてティップが少し柔らかくなっている印象でした。
これはティップのプッシュ力で遠くにルアーを飛ばすように設定されていて、力まずに軽くキャストした時にでもしっかりルアーが飛んでいきます!
DIALUNA XR S906Mの時はロッドの硬さを利用して垂らしを長くとって腕力で遠くに飛ばしていましたがEXSENCE GENOS S96M/Rでは垂らしを少し短くとって力まず80%くらいの力でキャストをすれば素直に遠くに飛んでいってくれます!
DIALUNA XR S906Mは“バシュッ”とか“ブンッ”手感じでしたが
EXSENCE GENOS S96M/Rでは“シュッ”って感じですね!
分かり辛い擬音でしな〜
しかも、SPIRAL X CORE(スパイラルX コア)とHI-POWER X(ハイパワーX)のおかげでネジレとヨレ軽減されているのでキャスト時にロッドがブレることなくキャストの最後まで真っ直ぐ動くのでルアーが狙った方向に飛んで行ってくれます!
キャスト時のラインリリース後に
DIALUNA XR S906Mはブランクスが“ブルブル”ってブレる感じですが
EXSENCE GENOS S96M/Rでは“シャキ”って感じですね!
バチ用軽量ルアーからジグまでキャスト出来るオールラウンドロッド
EXSENCE GENOS S96M/RはEXSENCE GENOSシリーズの中核を担うオールラウンドモデルとあって、4〜6g台のバチ用軽量ルアーから40〜60g台のジグ※まで問題なくキャスト出来ます!
※ メーカー適合ルアーウェイトは40gまでです。40gを超えたルアーでの破損は自己責任となりますのでご注意下さい。
しなやかなティップで軽量ルアーを飛ばしつつミディアムクラスのバットで重たいルアーでも投げられるイメージですかね!
カーボンモノコックがあらゆる情報を伝達してくれる高感度ロッド!
シーバスロッドに限らず、シマノの他の魚種のフラッグシップモデルのロッドでも続々と採用されているカーボンモノコック!
中空構造のカーボンで作られたバットエンドのおかげで軽量化と高感度が得られます!
この高感度にははっきり言って驚きました!
DIALUNA XR S906Mよりあらゆる情報が明確に感度になって返って来ます!
例えばルアーの水中での動きや水の流れの変化、ルアーがちょっと根に当たっただけでもバイトと間違えるくらいの反動…
X GUIDE(Xガイド エアロチタン)の恩恵もあると思いますがキャスティングの時にPEのヨレ具合が分かってしまうほど高感度になっています。
今まで分からなかったバイトだけでなく、今まで感じられなかったフィールドのあらゆる情報まで感度で返してくるので戦略も立てやすくなると思います!
あまりの高感度で思わず“ヒャッ”と声が出そうになります!
ファイト中の魚の急激な動きにも追従してくれるブランクス!
ミディアムクラスのロッドなのでブランクスの硬さを活かしたパワー重視のファイトになるかと思いきや、魚の動きに合わせてティップからバットまで綺麗に曲がり追従してアングラーのファイトをサポートしてくれます。
突然、魚が走ってもラインブレイクや身切れせずにしなやかに曲がって魚をいなし、ロッドの向きを変えて魚を反転させたい時にはバットパワーでしっかりサポートし常にアングラーが優位に立てます!
まだEXSENCE GENOS S96M/Rを手にしてからシーバスが釣れていないので利根川GTことハクレンとボラとのファイトの話になります…
釣行タックル
- ロッド
- SHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96(シマノ エクスセンス ジェノス S96M/R グランドスティンガー 96)
- リール
- SHIMANO TWIN POWER C3000HG(シマノ ツインパワー C3000HG)
- ライン
- TORAY SEA BASS PE POWER GAME 1号(東レ シーバスPE パワーゲーム 1号)
- リーダー
- SANYO NYLON APPLAUD nanodaX SHOCK LEADER 23.5lb(サンヨーナイロン アプロード ナノダックス ショックリーダー 23.5lb)
SHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96
今回紹介したGrand Stinger 96はどんなフィールドでも扱えるオールラウンドモデルでGENOSの中核を担うロッドです。
シャープなティップで飛距離を出しつつどんな状況下でも情報をアングラーに伝達、バットはファイト時に優位に立てるパワーを兼ね備えています。
適合フィールド:港湾、小・中規模河川、干潟、沖堤、大規模河川
まとめ
バチ抜けから磯までどんなフィールドでも活躍してくれるSHIMANO EXSENCE GENOS S96M/R Grand Stinger 96!
あらゆる場面でアングラーをサポートしてくれる至極のロッドです!
シーバスにおいてEXSENCE GENOS S96M/Rがあれば他のロッドはいらないでしな!
次回はSHIMANO EXSENCE GENOSシリーズを支えるテクノロジーと各モデルについて書きたいと思います!
SHIMANO EXSENCE GENOSシリーズを支えるテクノロジーと各モデルについてはこちら