【ベイトリールメンテナンス】オシアコンクエストのレベルワインドの黒いパーツが取れたので修理しました!

【ベイトリールメンテナンス】オシアコンクエストのレベルワインドの黒いパーツが取れたので修理しました!

公開日
2020年02月03日 00:16:36
カテゴリー
スタッフ雑記

最近、ジギングだけでなくボートシーバスのビッグベイトのキャスティングにも使用しているオシアコンクエスト!
3年ほど前からよく取れるようになった何気ないこの黒いパーツをキャスティング時の高切れ等で紛失すると大変そうなので修理することにしました!

  1. オシコンのパーツ表を眺めながら修理方法を検討!
  2. エポキシ・コートで取れたレベルワインドのパーツを接着!
  3. あると便利なグッズ紹介
  4. まとめ

シーバスジギングやオフショアのタイラバやカツオなどに使用していたSHIMANO OCEA CONQUEST 201HG(シマノ オシアコンクエスト 201HG)にちょっとしたトラブルが…

金に輝くコンクエストシリーズでしな!

このページで紹介する修理方法は自己責任となります!
不安な方はメーカーや修理専門店で修理を依頼しましょう!

オシコンのパーツ表を眺めながら修理方法を検討!

今回、自分で修理するSHIMANO OCEA CONQUEST 201HG(シマノ オシアコンクエスト 201HG)
今回、自分で修理するSHIMANO OCEA CONQUEST 201HG(シマノ オシアコンクエスト 201HG)

んで、トラブルってなんでしか?

ベイトリールを使ったことがある方なら1度は感じたことがあると思うんですが…
レベルワインドにラインを通すの結構大変なんですよね…
奥まった小さな穴に細いラインを通すのが一苦労なんです…

釣行の度にやってたら面倒でしな…

そこで登場するのはDAIWA LINE KEEPER WITH THREADDER(ダイワ ラインキーパー スレッダー付き)
写真中央の黄緑のDマークがラインキーパーです!

SさんとDさんの夢の共演でしな!

そうなんです素敵なコラボレーションでロープロファイルのベイトリールには最強のタックなんですが…
円形リールにはちょっと問題が…

ロープロファイルのベイトリールは20 Metaniumみたいなこんな形のベイトリールの事です!
ロープロファイルのベイトリールは20 Metaniumみたいなこんな形のベイトリールの事です!

ロープロファイルのベイトリールでは問題ないけど円形ベイトリールで起こるトラブルって何でしか?

今回のトラブルとはこの黒いパーツのことです…
今回のトラブルとはこの黒いパーツのことです…
レベルワイドの赤矢印部分に黒いパーツが着いてました…
レベルワイドの赤矢印部分に黒いパーツが着いてました…

ロープロファイルのベイトリールならラインキーパーを利用してもボディがクッションになってくれるんですが…
このオシコンではレベルワインドにラインキーパーがモロに当たってこの黒いパーツが取れちゃうんです…
ちなみに3年前くらいにこのオシコン買ってすぐラインキーパー使ってこの黒いパーツが取れました…

少なくても3年は放置してたってことでしか…

ですね…
戻せばそれなりにくっつくし、ジギング系のバーティカルな釣りでは気にならなかったんので…
たまにファイト中に取れたりもしましたが、そっと着け直せば特に問題はなく…
ただ最近、ボートシーバスのビッグベイトパターンでキャスト時に高切れを経験してからこのパーツが無くなりそうで怖かったんですよね…

もしこの黒いパーツ無くなったらどうするんでしか?

ということでリールの箱に入ってたパーツ表を見てみましょう!
シマノさんの製品をお使いのお客様サポートサイトでも確認できます!
オシアコンクエスト 201HGのパーツ表はこちら

オシアコンクエスト 201HGのパーツ表
オシアコンクエスト 201HGのパーツ表

どういう構造、パーツで出来てるんだろうってパーツ表眺めるだけでワクワクしますね!
購入を検討している20 TWIN POWERのパーツ表を早く見てみたいです!

黒のパーツを探してみると、どうやら赤矢印のレベルワインドとセットになっているようです! パーツ番号は“114”です。
黒のパーツを探してみると、どうやら赤矢印のレベルワインドとセットになっているようです!
パーツ番号は“114”です。

黒いパーツだけとりよせられないんでしな…

114の部品名は“レベルワイド組”
114の部品名は“レベルワイド組”

紙のパーツ表には価格は書いてないですが先ほどのシマノさんのサイトを覗くとレベルワイド組は本体価格¥2,900(税抜)!

結構いい値段するんでしな…
これは黒いパーツなくせないでしな…
今回の修理はこのレベルワインド組を取り寄せるでしか?

取り寄せてもいいんですがやっぱりお値段がね…
そしてレベルワインド交換となるとほぼ全部分解しないとダメそうなので今あるパーツを接着する方向で行きたいと思います!
まぁ失敗したらパーツ取り寄せっってことで!

エポキシ・コートで取れたレベルワインドのパーツを接着!

東邦産業の二液性エポキシ・コート
東邦産業の二液性エポキシ・コート

トップガイドのSiCリングが取れた時に使ったやつでしな!

そうです!
ロッドのスレットやルアーなどのコーティングなどに使えるあると便利な道具です!

エポキシ・コートのパッケージ裏の説明書をよく読んでから作業しましょう!
エポキシ・コートのパッケージ裏の説明書をよく読んでから作業しましょう!

では実際の作業に入っていきましょう!

パッケージから瓶と注射器を取り出します!
パッケージから瓶と注射器を取り出します!

開封してから10ヶ月ほど経ってましたが問題なく使えそうです!
エポキシを混合するために紙コップや耐水性の紙カップを用意しましょう!
また、安定して混合させるためにそれぞれの液を1対1で2ml以上吸い取りましょう!

注射器でA液を2のメモリまで吸い取って紙カップに入れます!(注射器はA液、B液それぞれのものを使用して下さい!)
注射器でA液を2のメモリまで吸い取って紙カップに入れます!(注射器はA液、B液それぞれのものを使用して下さい!)
続いて、注射器でB液を2のメモリまで吸い取ります!(注射器はA液、B液それぞれのものを使用して下さい!)
続いて、注射器でB液を2のメモリまで吸い取ります!(注射器はA液、B液それぞれのものを使用して下さい!)
先に入れたA液のところに同量のB液を入れます!
先に入れたA液のところに同量のB液を入れます!
泡立たないようにゆっくり3〜4分ほどA液とB液を混ぜます!
泡立たないようにゆっくり3〜4分ほどA液とB液を混ぜます!

混ぜ終わったら泡の除去と硬化促進のため4分ほど混合液を放置します!

混合液を放置している間にジッポオイルで注射器の清掃を行います!
混合液を放置している間にジッポオイルで注射器の清掃を行います!

ジッポオイルは可燃性なので取り扱いに注意して下さい!

今回、接着するレベルワインド部分もジッポオイルで余分な塩分や汚れを拭き取ります!
今回、接着するレベルワインド部分もジッポオイルで余分な塩分や汚れを拭き取ります!
取れてしまった黒いパーツも丁寧にジッポオイルで清掃します!
取れてしまった黒いパーツも丁寧にジッポオイルで清掃します!
黒いパーツに爪楊枝で混合したエポキシを接着面に適量塗布します。 内側にエポキシが入らないように注意して下さい!
黒いパーツに爪楊枝で混合したエポキシを接着面に適量塗布します。
内側にエポキシが入らないように注意して下さい!

エポキシは硬化に時間がかかるため大量に着け過ぎると液だれを起こす可能性があるので注意して下さいね!

ちょっと着け辛いですが落とさないようにレベルワインドに黒いパーツを装着します!
ちょっと着け辛いですが落とさないようにレベルワインドに黒いパーツを装着します!

これで完成でしか?

これで完成でもいいんですが念には念を入れて追いエポキシをします!

赤矢印のレベルワインドと黒いパーツの間に出来た溝に!
赤矢印のレベルワインドと黒いパーツの間に出来た溝に!
爪楊枝で取ったエポキシを表面張力で流し込みます!
爪楊枝で取ったエポキシを表面張力で流し込みます!
はみ出したエポキシをキレイに拭き取って4〜5日硬化させたら完成です!
はみ出したエポキシをキレイに拭き取って4〜5日硬化させたら完成です!

あると便利なグッズ紹介

まとめ

今回はパーツ取り寄せやリール本体を分解することなく簡単にレベルワインドの黒いパーツを接着出来ました!

よかったでしな〜
ちゃんとしっかり着いたでしか?

接着強度も問題なさそうです!
早くこの修理したリールで釣りに行きたいです!