管理釣り場(エリア ルアーフィッシングで釣れる場所)

ルアーフィッシングの代表的な釣れる場所
管理釣り場(エリア)

公開日
2018年06月06日 00:00:00

全国に約200箇所以上ある管理釣り場(エリア)。行けば必ず魚がいるという釣りには好条件の場所でこれからルアーフィッシングを始める方におすすめの場所です。まずは管理釣り場で基本を学び経験を積んで河川や海に釣行するのもいいかもしれません。経験を積んでおくとチャンスが少ないネイティブ環境でいざ釣れた時に慌てなくてすみます。

管理釣り場ではバーブレスフック使用やワームでの釣り禁止などルールを設けています。管理釣り場に行く前に管理釣り場が運営するサイトなどで確認しましょう。

  1. 渓流タイプ(ストリーム)
  2. ポンドタイプ(プール)
    1. 湧き水/引き込みタイプ
    2. 汲上げタイプ
    3. プールタイプ
  3. 管理釣り場で釣果を上げるコツ
    1. ポイント選び
      1. 流れ込み(インレット)/流れ出し(アウトレット)
      2. 水車
      3. 放水口
    2. 朝マズメ/夕マズメ
    3. 放流
    4. ナイター
  4. まとめ

渓流タイプ(ストリーム)

自然渓流を区切った管理釣り場
自然渓流を区切った管理釣り場
主に釣れるターゲット
イワナ系
ヤマメ系
ニジマス
水質
クリア

渓流タイプ(ストリーム)の管理釣り場は自然渓流を利用または人工的に作られた渓流で天然に近い魚が釣れる釣り場です。
水質はクリアで魚影もはっきり見えますが魚からも自身の姿が見られて警戒されるので近づきすぎに注意が必要です。
マヅメ時などの活性が高い時はアグレッシブに魚もバイトしてきますが水質がクリアなので見切りも早く釣れない時はこまめなルアーローテーションやトゥイッチなど工夫が必要です。
雨などで水が濁った場合はクリアの時よりも釣れます。

ポンドタイプ(プール)

春になると桜と富士山が見られるポンドタイプの管理釣り場
春になると桜と富士山が見られるポンドタイプの管理釣り場
主に釣れるターゲット
イワナ系
ヤマメ系
ニジマス
ブラックバス
水質
クリア
マッティー

ポンドタイプの管理釣り場は人工的に作られた池タイプの釣り場です。
水質は水の取り込み方法でクリアかマッティーか変わります。

湧き水/引き込みタイプ

湧き水を利用した管理釣り場の朝霞ガーデン
湧き水を利用した管理釣り場の朝霞ガーデン

湧き水/引き込みタイプのポンドは湧き水や河川から水を引き込んでいるタイプの管理釣り場です。水質はクリアで年間を通して水温が安定しておりトラウトの適水温である12〜18℃に保たれた釣り場が多いです。

汲上げタイプ

汲上げタイプの管理釣り場
汲上げタイプの管理釣り場

汲上げタイプの管理釣り場は止水しているポンドの釣り場です。水質はマッティーな場合が多いですが濁りで魚の警戒心が薄く釣りやすい傾向にあります。汲上げタイプの管理釣り場の場合、夏場は水温上昇のため魚の活性が低く水抜き清掃(夏季休業)やブラックバスやキャットフィッシュをターゲットにする釣り場があるので事前に確認しましょう。

プールタイプ

冬季限定のプールタイプの管理釣り場
冬季限定のプールタイプの管理釣り場

プールタイプの管理釣り場は夏に人用として利用しているプールを冬季限定で管理釣り場にしている釣り場です。釣り用に作られた池ではないので難易度は高めです。

管理釣り場で釣果を上げるコツ

必ず魚がいるという大きなアドバンテージがある管理釣り場ですがポイントやコツを知らないとボウズになることもありえます。ここでは管理釣り場で釣果を上げるコツをいくつか説明します。

ポイント選び

管理釣り場の朝の風物詩タモで順番待ち
管理釣り場の朝の風物詩タモで順番待ち

管理釣り場のほとんどがたくさんの人が釣りを出来るように大きく作られている場所がほとんどです。ただし、ポイントによってやる気のある魚がたくさんいるポイント、魚がいないポイントがありポイント選びは非常に重要です。アングラーによってはオープン数時間前から管理釣り場に行って順番待ちをするほどです。
管理釣り場のメインターゲットであるトラウトは上流から流れてくる餌を待ち構えたり、遡上の準備のため水の流れに集まる習性があります。ここでは押さえておきたい管理釣り場でのポイントを紹介します。

流れ込み(インレット)/流れ出し(アウトレット)

上流のポンドからの流れ込み 湧き水/引き込みタイプのポンドやポンドが複数ある管理釣り場にある流れ込み(インレット)/流れ出し(アウトレット)は魚が集まるアングラーに人気のポイントです。流れ込み(インレット)で上流(アップ)から下流(ダウン)方向へキャストする場合はリトリーブスピードを遅く、流れ出し(アウトレット)で下流(ダウン)から上流(アップ)方向へキャストする場合はリトリーブスピードを早くすると魚がよく釣れます。流れ出し(アウトレット)ではルアーが吸い込まれてしまう場合があるので注意してください。

水車

冬季限定のプールタイプの管理釣り場 管理釣り場では水質の保全や魚の活性を上げるために水車を動かしている釣り場があります。
水車が作る流れにも多くの魚が集まるので押さえておきたいポイントです。ただし、キャストをうまく行わないとルアーが水車に絡んで取れなくなってしまうので注意が必要です。

放水口

冬季限定のプールタイプの管理釣り場 放水口は水車と同様の効果があるポイントです。放水口は水上にあるタイプと水中にある放水口があります。
水上にある放水口は水車ほどではないですがルアーが引っかかってしまう場合があるのでキャストには注意しましょう。

朝マズメ/夕マズメ

富士の裾野に沈む太陽 夕マズメのチャンスタイムスタート
富士の裾野に沈む太陽 夕マズメのチャンスタイムスタート

朝マズメ/夕マズメは管理釣り場にかかわらず魚の捕食行動が活発となり魚が釣れる時間帯となります。朝マズメは夜から朝にかけて空が明るくなり始めてから太陽が地平線に顔を出すまでの間を指し、夕マズメは地平線に太陽が沈み薄暗くなり始めから暗くなるまでの間を指します。
朝マズメに合わせて季節ごとに営業時間を変更している管理釣り場もあります。魚をたくさん釣りたい方はマズメに合わせた釣行時間を検討してみてください。

放流

管理釣り場の最大のチャンスタイムの放流
管理釣り場の最大のチャンスタイムの放流

管理釣り場では魚を釣ったりルアーを何度もキャストしていると魚がスレて活性が低くなり釣るのが難しくなります。また、釣れた魚を持ち帰るアングラーもいるので魚が減ってしまいます。
管理釣り場では新しい魚を放流することで釣り場の活性化や魚の数の調整を行っています。
放流を行うと何を投げても釣れなかった状況が一変し、誰でも簡単に魚を釣ることができます。放流は管理釣り場の最大級のチャンスタイムです。
釣り場の大きさや放流量によって変わりますが放流直後から数分間がチャンスタイムとなります。(放流から数十分後に活性が上がる場合もあります。)放流後は金色またはオレンジなどの派手なスプーンで早めのリトリーブを行うと魚がよく釣れます。

放流は管理釣り場によって回数が変わったり平日は行わなかったり、魚の放流量も変わります。管理釣り場に行く際にはサイトなどで放流があるか確認しましょう。

ナイター

数はあまり多くないですがナイター営業を行っている管理釣り場があります。暗くなる事で魚の警戒心がなくなり活性が高くなるのでよく釣れます。グロー、白や黒などのシルエットがはっきりしたカラーのルアーが有効です。
平日の会社帰りに1〜2時間で釣りを楽しむのもいいかもしれません。

まとめ

誰でも気軽にルアーフィッシングを楽しむことが出来る管理釣り場。ルアーフィッシングの基本を学べるおすすめの釣り場です。レンタルタックルや短時間でも楽しめるチケットなどもあるので一度足を運んでみてはいかがでしょうか!